材料と道具を揃える – 資材が途中で足りなくならないように事前に揃える。

ウッドデッキの図面が出来て、必要な材料(資材)がわかれば、材料(資材)と道具を準備することができます。

資材や道具によって、ホームセンターで簡単に手に入る物や、インターネットなどでしか手に入らないようなものまであります。施工途中で、資材や道具が必要になってから購入していると、作業効率が非常に悪くなってしまいますので、事前に揃えておくことが必要です。

材料(資材)をそろえる。

ウッドデッキの材料(資材)は、下記のように大きく分けて3種類に分かれます。

ウッドデッキ材

図面から割り出したサイズと本数を購入します。失敗したときなどの事も考えて1割ほど余分に購入しておきましょう。ウッドデッキ材はホームセンターなどで購入することもできますが、ホームセンターに流通しているウッドデッキ材は、種類も少なく、また売られている本数も少ないため、自分の欲しいウッドデッキ材を必要分揃えることは出来ない場合もあります。その点、インターネットで購入すれば、多くの樹種の中から選べることができ、しかも自宅まで届けてくれるので、インターネットで購入することをおすすめすます。

ウッドデッキ材の選び方 »

基礎材

ウッドデッキを支える基礎石(束石)には様々なタイプがありますので、自分の作るウッドデッキにあった基礎材(束石)を購入しましょう。インターネット通販で購入することも出来ますが、大きくて重く、送料が必要な場合も多いので、近くのホームセンターで購入することが無難です。また、場合によっては、基礎石(束石)の下に敷く、砂利やモルタル・生コンなどが必要になる場合があります。

ウッドデッキ作りに必要な道具・工具 »

木材保護塗料

ウッドデッキを保護する木材保護塗料は、ホームセンターでも多く販売されていますので、気軽に購入することができます。水性タイプと油性タイプがありますので、自分にあった木材保護塗料を購入しておきましょう。自然系塗料などの特殊な木材保護塗料は、インターネット通販で購入することになります。塗装道具もこの時点で揃えておきます。

木材保護塗料の選び方はこちら »

金具・コーススレッド

コネクターを使用する場合、シンプソン金具・コーススレッドなどはホームセンターでも、多くの種類が売られていますので、ステンレス製のコーススレッドを購入しておけばよいでしょう。コーススレッドは部材に合わせて複数の長さを用意します。価格も手ごろなので多めに購入しておきましょう。余っても今後使うことも多いので大丈夫です。

金具(シンプソン金具) »

コーススレッドの選び方 »

道具をそろえる

ウッドデッキ作りには、多くの道具・工具が必要です。下記にウッドデッキのDIY製作必要な道具・工具をリストアップしています。全てを揃えようとすると、かなりの予算が必要ですが、必ずしも全てが必要ではありません。とくに電動工具は価格が高いため、手工具で代用できそうであれば、手作業で済ましてしまうことも出来ます。

電動工具

ウッドデッキのDIY製作では、電動工具が主力の工具となります。DIY初心者でも効率よく作業を行うためには、なるべく多くの電動工具を用意したいところですが、予算に合わせて、必要度の高いものから購入しましょう。

インパクトドライバー木材にコーススレッドを打ち込むときに使用します。
電動ドリルドライバーコーススレッドの下穴加工や、微妙な力加減が必要な場合のネジ締めに使用します。
電動丸ノコウッドデッキ材を必要な長さに切断するときに使用します。
サンダーウッドデッキ材の切断面や、エッジ部分の最仕上げなどに使います。(手作業でやすりがけをする場合は不要)
ジグソーウッドデッキ材を曲線に切断する場合に使用します。(直線のみの切断の場合は不要)
振動ドリル ウッドデッキを作る場所に、土間コンクリートを打っている場合などは必要。(コンクリート以外では不要)

ウッドデッキ作りに必要な電動工具 »

電動工具用の工具

電動工具、特にインパクトドライバーと電動ドリルドライバーは先端にビットと呼ばれる部品を取り替えることで、様々な用途で使用することができます。必要に応じて購入します。

ドライバービットコーススレッドを打ち込むためにインパクトドライバーに取り付けて使用します。
ドリルビットドライバードリルの先端に取り付けて、穴を開けるために使用。
皿取りビット(皿取錐) コーススレッドの頭部分が収まるための皿取り加工が出来る。ドライバードリルに取り付けて使用。
角度定規丸のこで木材を斜めに切断するとき、正確に切断するために使用します。

手工具・大工道具

ウッドデッキのDIIY製作では、補助的な役割の工具です。いずれもDIYには欠かせない工具であり、価格もそんなに高くないので、これを機会に、揃えておくのがよいでしょう。

ノコギリ(手ノコ)丸のこ(電動)が使用できない場合に、ウッドデッキ材の切断に使用。
ゴムハンマー基礎石の位置の微調整や、ウッドデッキ材の微妙な位置調整にに使用します。
ノミ(鑿)木材に対して、溝を掘ったり穴を開けたりするときに使用します。
クランプ木材を固定する時にクランプで仮止めに使用します。
サンドペーパー(ヤスリ)デッキ材を切断した後、小口を滑らかにするために使う道具。
シャベル(スコップ)基礎の施工時の土木工事に使用します。

ウッドデッキ作りに必要な工具 »

計測用の道具

ウッドデッキ作りには必需品です。水平器などは複数を使用するとさらに便利になります。価格的に性能の差が出にくい道具なので、100円均一などで購入してしまえば予算も抑えることができます。

水平器(レベラー)部材の水平や垂直を測るための道具。
コンベックス(メジャー)現場の採寸やウッドデッキ材の長さを測る時に使用します。
差し金(サシガネ・曲がり尺)長さを測ったり、角度を測ったりする場合に使用します。
墨壺(すみつぼ)・チョークラインウッドデッキ材に、直線のラインを引いたり、基準線を引くために使用します。

ウッドデッキ作りに必要な工具 »

塗装用具

塗装用具は、使用する木材保護塗料が水性タイプか油性タイプかによって用意する道具が変わってきます。ハケは油性用と水性用がありますので、購入時に注意が必要です。

ハケ塗装に使用します。水性用・油性用があります。大きさの違うハケを複数用意しておくと便利。
ウェス材保護塗料を染みこませてこすりながら塗装することができます。
バケツハケを洗うときになどに使用。
薄め液油性タイプの木材保護塗料の場合には必需品です。塗料の希釈や洗浄に使用します。

ウッドデッキの塗料について »

その他の道具

ウッドデッキ作りには、その他にも必要な道具がありますので、ここで一例を挙げておきます。

防じんマスク切断時やヤスリがけの時に木粉が目に入るのを防ぐために使用します。
軍手作業中の手を保護する目的で使用します。自分の手にあったサイズを選びましょう。
養生シートウッドデッキ材や各種資材をを雨から保護したり、塗装時の足場の保護に使用します。
コードリール(延長コード)充電タイプの電動工具を、コンセントから離れた場所で使用する時に使用。

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