図面設計図を引く – 設計図があると仕上がりが想像でき材料も試算可能。

ウッドデッキのDIY製作において設計図(図面)の製作は必要不可欠です。このページではウッドデッキの設計図の書き方を紹介しています。

図面(設計図)を引く

プロの大工さんならば、図面がなくてもいきなり作れるかもしれませんが、我々DIYユーザーは、図面があることで、仕上がりがイメージでき、どこから作業をしていいかも確認することができます。また複数人で作業をする場合でも、全員共通認識できるような図面はあると便利です。

また、設計図(図面)は、材料の試算にも使用します。寸法も含めた設計図(図面)を製作し、必要なウッドデッキ材のサイズを割り出ることで、必要なウッドデッキ材を購入することができます。

ウッドデッキの設計図の書き方

ウッドデッキを設計する上でのポイントは、1. 束柱と基礎は多い方がウッドデッキの強度は増す。2. 根太が多い方がウッドデッキの強度は増す。などと、ごく当たり前のことですが、その分材料費もアップしますし、施工時の工数も増えますので、必要以上に増やさなくても良いでしょう。

一般的には、根太の間隔は60cm以内、束柱の間隔は120cm以内といわれていますが、使用するウッドデッキ材によっても多少は変わってきます。上記を基本に、強度のあるハードウッド材ならば、間隔は広め、柔らかいソフトウッド材ならば間隔を狭めにしておけば良いでしょう。根太の下にスペースの余裕があるのであれば、根太の下で、根太を支える「根がらみ」を付けると、更にウッドデッキの強度が増すのでおすすめです。

ウッドデッキの設計図は何で作る?

ウッドデッキの設計図(図面)製作は、手書きでも、CADソフトを使用してもどちらでも良いと思います。手作業ならば、方眼紙などを使って、簡単な基礎配置図、平面図、側面図などを書きます。人に見せるわけではないので、必ずしも綺麗に書く必要はありませんが、サイズを正確に記入しておくことは必要です。

基礎配置図は、基礎を置くときに使います。平面図と一緒に書いてしまっても良いと思います。

2DのCADソフトを使うときも、基礎配置図、平面図、側面図などを書きます。3DのCADソフトの場合は、基礎配置図、平面図、側面図などと書き分けなくても良いので、手間が省けます。

また、いくら図面を正確に描き込んでおいても、実際の施工時には、不都合が出てきたりしますので、その時は現物合わせで臨機応変に対応することが必要になってきます。

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購入する木材を試算(木拾い)する

設計図(図面)ができ上がると、次は必要な木材を割り出していきます。これを木拾いと呼ぶこともあります。

販売されているウッドデッキ材は、数種類ありますので、なるべく端材が出ないように計算します。ウッドデッキ材の端は、欠けていたり汚れていたりするので、長さには少し余裕をもって計算する必要があります。

手書きの図面の場合には、計算機とメモを使って、必要なウッドデッキ材の本数、長さを試算します。CADソフトの場合は、自動で試算をしてくれる機能をもったCADソフトもあります。

木材を試算する場合に気をつけるポイントは、
1. ウッドデッキ材の厚みを考慮して計算すること。
2. ウッドデッキ材の端の部分は、欠けていたり汚れていたりするので、すこし余裕をもって計算すること。
3. 床板の隙間(5mm程度)を考慮して計算すること。
4. 失敗したときなどの事も考えて、1割ほど余分に購入する。
などがあります。

特に、珍しい樹種の場合は、足りなくなってから購入使用としても手に入らない場合も出てきますので、余裕をもって、少し多めに購入しておくことが必要でしょう。