建物の外壁に沿って、地面より一段高く作られたテラスのことウッドデッキと呼びます。もう一つのリビングとして人気があるエクステリアの設備です。
ウッドデッキとは
一般の家庭に作られるウッドデッキは、リビングに繫がっていることが多く、アウトドアリビングとして、ウッドデッキを生活空間の一部と考え、ウッドデッキライフを楽しまれているご家庭がが多いようです。
階段やステップを取り付けたウッドデッキ、パーゴラやフェンスなどを取り付けたウッドデッキ、バーべーキュー用の炉や、テーブル・椅子などが備え付けられたウッドデッキ、床下収納や洗濯物干しなどの機能を持ったウッドデッキなど、それぞれの家庭により特徴があり、千差万別、様々なバリエーションのウッドデッキがあります。
ウッドデッキは、耐候性、耐腐性に優れ、強度のある木材で作られるのが一般的です。最近では、木材と樹脂を混合した「人工木材」で作られているウッドデッキも登場しています。
尚、床板の下、つまり床下に構造物を持っているものがウッドデッキであり、例えばベランダに「すのこ状」のパネルを置いただけのものはウットパネルと呼ばれ、ウッドデッキと区別されています。
ウッドデッキの歴史
日本において、ウッドデッキが普及し始めた時期は1980年頃、輸入住宅会社、メーカーがウッドデッキの付いている住宅を提案し始めたり、公共の施設でのウッドデッキの使用が増え、一般の方が目にする機会が増えたことが普及し始めたきっかけです。
この頃から、ドゥーパ等のDIY雑誌が、ウッドデッキのDIY製作を特集するようになり、また、ホームセンターなどでウッドデッキ用の木材が販売されるようになったことも後押しして、日曜大工が得意なお父さんが、ウッドデッキ製作にチャレンジすることも多くなりました。
さらに、昨今のガーデニングブームにより、ガーデンリビングにマッチしたウッドデッキが、主婦層からも受け入れられるようになり、ウッドデッキが一気に普及しました。現在では、住宅エクステリアの中では、最も人気のある設備としてウッドデッキが認知されています。
ウッドデッキのある暮らし
ウッドデッキは、季節、自然を感じることが出来る空間です。風、日光、虫の声、鳥のさえずりなどの自然を感じ、心を豊かにしてくれます。庭の景観の一部として、アウトドアリビングとして、家族が集う空間として、ウッドデッキは、様々な生活のシーンで活躍します。
テーブルを置いて食事・ティータイムを楽しむ
ウッドデッキにテーブルと椅子をおいて食事をすれば、ウッドデッキは、アウトドアダイニングに変身します。
太陽の光、爽やかな風、鳥のさえずりを聞きながらの食事、友人を招いての楽しいティータイムは、生活の豊かさ、心の豊かさを感じさせてくれます。
洗濯物を干すスペースとして
主婦がウッドデッキに求める要望の一番は、洗濯物を干せること。太陽の光たっぷりと浴びて乾燥させた洗濯物や布団は、何とも言えない心地良い着心地、寝心地を与えてくれます。
ウッドデッキの上にテラス屋根を取り付ければ、雨の日でも洗濯物が濡れないのでに安心です。
子供が開放的に遊ぶ空間
子供には、屋内での遊びだけではなく、屋外でも沢山遊んでほしいものですよね。ウッドデッキでの遊びは、太陽の光、自然の風を肌で感じることができ、豊かな心を育みます。テラス屋根つければ、雨の日でも外で遊ぶことも出来ます。
開放的な空間での遊びは、子供を感性豊かな心を育むことができます。
バーべーキューを楽しむ
ウッドデッキはバーべーキューの最適のスペースです。家族や友人を招いた時のガーデンパーティーのスペースとして、テーブルと椅子を用意すれば、ウッドデッキでバーべーキューを楽しむことができます。
自然を感じながらの楽しいバーベキューは、楽しい思い出となることでしょう。
ペットと戯れるひととき
暖かい日差しに、ウッドデッキは猫にとて最適の昼寝スペースになります。また自然を感じることができる開放的な空間に犬は大喜びでしょう。
「大好きなペットが喜ぶ姿を眺める」「大好きなペットと戯れることができる」そんなくつろぎのひとときをウッドデッキが演出します。
ウッドデッキに使われる木材
ウッドデッキに使われる木材は、設置される環境上、高耐久の木材を使う必要がある。住宅用には加工しやすくDIYにむいているウェスタンレッドシダーが多く使われ、ショッピングセンター等の過酷な環境に晒されるデッキには熱帯雨林産のハードウッドであるウリンやイペ等が使われることが多い。
また、自然公園には加圧注入防腐処理を施された国産のスギやヒノキが使われることが多い。樹脂と木粉を混合した合成木材はプラントが必要なため、製造メーカーが限られるが、住宅用デッキではシェアが増加している。