ウッドデッキの再塗装 – ソフトウッドは定期的な再塗装が必要

ウエスタンレッドシダーなどの、ソフトウッドのウッドデッキを長持ちさせるためには、定期的な再塗装が必要になってきます。ソフトウッドは、水によって腐ってしまうため、水を弾き保護するための塗装が必要になります。

ウッドデッキは、雨や風、そして人が歩くことなどにより日々過酷な条件にさらされています。そして徐々に、ウッドデッキの塗装は剥がれていったりするのです。保護塗料か剥がれてしまうと水から木材を守れなくなり、ウッドデッキの耐用年数が短くなってしまうからです。

我が家のウッドデッキは、比較的腐りにくいウエスタンレッドシダーという木材を使っていますが、それでも塗装をして木を保護する・しないとで、耐久性に大きな違いが出てきます。1年で塗装剥げが目立つようになり、水弾きも無くなっているのが分かります。

ウッドデッキ材について »

塗装前の準備 – 施工前にまずは汚れ落としと掃除

ウッドデッキは屋外にあるので、土、石、砂などで結構汚れていると思います。塗装前にこの汚れを落とすことから始めます。

まずは「ほうき」を使って、掃き掃除でさっと綺麗にしておきます。ブラシの部分が樹脂製でコシのある「ほうき」が使いやすいです。その後、雑巾やモップなどを使い、水拭きをします。水拭きで落ちない汚れや木の「ササクレ」などは、サンダーなどでペーパー掛けをして綺麗にします。

汚れ落としには、高圧洗浄機を使うと便利です。木に染みこんだような汚れでも落とすことができます。ただし、高圧洗浄機を使う場合は、水圧を弱めにしておかないと、木材そのものを傷つけてしまう事がありますので注意が必要になります。

再塗装に必要な道具 – 塗料・塗料カップ・はけ・ローラー

まずは再塗装に必要な塗料を用意します。ウッドデッキ用の塗料には、油性塗料と水性塗料の種類があります。どれを使うかは好みで決めていただいてもいいですが、一般的には、油性塗料は耐久性が高いが取り扱いが面倒、水性塗料は耐久性はそこそこだが取り扱いが簡単となる傾向です。透性の高さと耐久性の高さから油性塗料を使われる方が多いようです。

油性塗料を使う場合は、ペイント薄め液が必要です。塗料を薄めるのと塗装後のハケの清掃などに使用します。水性塗料を使う場合は、水で薄める、水で洗うことが出来ます。

塗料カップは低価格で購入出来ますので、使い捨てタイプで十分です。ハケはあまり安物を購入しないほうが良いでしょう。安物だと毛が抜けやすいので大変です。広い面積の場合はローラーで塗った方が早いです。布(ウェス)を使った塗装方法も味わいがあっていいものです。

油性塗料と水性塗料の違い »

塗装は2度塗りが基本です。

塗料はまず缶を開けた状態で、よくかき混ぜておきます。次に、塗料カップに塗料を移して必要なら、水もしくは薄め液で希釈します。塗料は薄めにしたほうが塗りやすのですが、その分塗膜も薄くなりますので注意が必要です。

ウッドデッキの塗装作業は、塗ると言うよりも、塗料を吸いこませる感じで作業していきます。塗りむらが出ないように2度塗りを心がけましょう。

ウッドデッキ材の塗装 »