床板を張る – その1 – 根太の取付が終わったら床板を張る作業を行います。

根太の取付が終わったら、いよいよ床板を張る作業を行います。床板を張ると一気にウッドデッキらしくなって来るので、床板張りは、ウッドデッキのDIYの中では最も楽しい作業です。

これまでの作業で、根太の水平、四隅の直角が綺麗にとれていると、床板張りに多少手を抜いても、それなりのウッドデッキに仕上げることができますが、床板張り作業には、より綺麗に仕上げるためのいつくかポイントがありますのでご紹介します。

床板を仮置きする

いきなり床板を張るのではなく、まずは床板を仮起きします。このとき、床板の間隔(隙間)を5mm程度開けて張ることをおくことを考慮して仮置きしていきます。床板の間隔(隙間)を開ける理由は、床面の水はけを少しでも良くし、ウッドデッキを少しでも「長持ち」させるためです。

仮置きは一般的には家側から並べていきます。このとき最後は、幅が半端な床板が必要になる場合があります。出来ることなら半端な幅の床板が出来ないように、設計段階から床板の幅と間隔(隙間)を考慮して設計をしておくとよいでしょう。

床板を張る

仮置きが終わったら、床板をコーススレッドで固定していきます。ウエスタンレッドシダーなどのソフトウッド材は、下穴加工をしなくても、コーススレッドを打ち込むことができますが、ウリンなどのハードウッド材の場合は、錐で下穴を開けてからコーススレッドを打ち込む必要があります。また、コーススレッド(ビス)の頭部分が入るくらいの「皿取り加工」を施しておくと仕上がりが格段によくなります。

ここんでのポイントは、コーススレッドを打つ位置が綺麗に並んでいないと、ウッドデッキの見た目が悪くなりますので、ガイドなどを使ってコーススレッドを打つ位置を決めてから作業を行うことです。

床板は、5mm程度の間隔(隙間)を開けて固定していくのですが、間隔(隙間)が揃っていないと、見栄えが悪いので、スペーサーを使って、床板の間隔(隙間)を一定にして張っていきます。

スペーサーの材料は何でもよいのですが、床板の端材や、金属のL字ステーをスペーサーとして使われることが多いです。

床板の端を丸のこで切り落とす

床板を全部張り終えたら、最後に床板の端を丸のこでカットして揃えます。

カットするラインを鉛筆などでガイドの罫線を引き、端材を定規代わりして、丸のこで一気に切り落とします。丸夫コノで作業できない場所に床板がある場合は、床板を必要な長さに切りそろえてから床板を張っていきます。

新しい小口面はバリがたくさんありますので、切り落としが終わったらサンダーなどを使って。しっかりと面取りしておきます。

床板が曲がっているときは

購入したウッドデッキ材の中には、反ったりねじれたりしているウッドデッキ材が混じっています。ウッドデッキのDIYでは。このような反りやねじれがあるウッドデッキ材は、矯正しながら固定する必要があります。

ウッドデッキ材が上向きに反っている場合は、足などで押さえつけて矯正しながらコーススレッドを打ち込んでいきます。反対に、ウッドデッキ材が下向きに反っている場合は、まず、床板の両端をコーススレッドで固定し。床板を下から持ち上げるようにして、コーススレッドで固定していきます

反りが横方向にある場合は、まず床板の両端をコーススレッドで固定し。床板の隙間に「くさび」を打ち込んで、床板の隙間をきれいに揃えてからコーススレッドで固定していきます。