自分で作った達成感・充実感が最大の醍醐味 – 完全DIYとウッドデッキキット。

DIYとは、Do It Yourselfの略で、「自分の住む家のことは自分の手でやってみよう」という考え方です。日本では昔から日曜大工という言葉がありますが、最近ではこの日曜大工という言葉もDIYと呼ばれるようになっています。

ウッドデッキにおいても、自分の手で楽しみながら作る方が多くおられます。

最近では、ホームセンターやインターネットで、ウッドデッキ用の木材も気軽に手に入るようになってきましたし、電動工具なども安くて性能がよい商品が販売されています。さらにインターネットなどでも、ウッドデッキ製作に関する情報が多く掲載されていますので、昔に比べて、ウッドデッキのDIYも手軽に出来るようになってきました。

ウッドデッキDIYのメリット

自作ウッドデッキ写真01

ウッドデッキのDIY製作のメリットは、「作る楽しみ」につきます。物作りを趣味として行っておられる方は、理解できると思いますが、ウッドデッキを自分で作った達成感・充実感がウッドデッキDIYの最大の醍醐味です。

ウッドデッキの仕上がりが多少悪くても、自分で作ったウッドデッキならば愛着が出てきますし、自分で作ったウッドデッキならば、少しでも長持ちさせたい気持ちが働き、その後もメンテナンスにも力が入ります。また、後々ウッドデッキにオプションを取り付けたい時や、修理したい時なども、構造が分かっている分作業しやすいと思います。

もちろん、「ウッドデッキを自分で作った」と自慢することも出来ますし、もしかしたら、奥様や子供たちから一目置かれるお父さんになれるかもしれません。

いずれにしても、「自分で作ることが楽しい」と思える方が、ウッドデッキのDIYに向いていますので、大工仕事に自信がない方や、DIY初心者の方でも、「自分で作ることが楽しい」と思えれば、ウッドデッキは完成することが出来ると思います。失敗しても誰からも怒られる心配もありませんし、時間の制約もないので、納得いくまで何回もやり直すことができます。

「業者に頼むよりもDIY製作の方が安くウッドデッキが出来る」と思われている方が多いのですが、これはすでに電動工具などをお持ちの方に限られるでしょう。

たしかに、業者に頼んだ場合の「工賃」の部分は、自分で製作することで必要ありませんが、新たに道具を揃える場合は、結構な費用が必要ですし、(ウッドデッキ製作には必須の電動工具がいくつかあります)そもそもウッドデッキの製作費用の殆どは材料費なので、これは業者に頼んでも自分でDIYしても同じように必要になってきます。もちろん作る手間も必要になってきますので、結果的に業者に任せるのと同じくらいの費用が必要になることも十分にありえます。

逆に言えば、購入した電動工具をこれからもDIYで積極的に使っていきたい方は、経済的メリットはあるともいえます。

ただ単に「業者に頼むよりも安く済ませたいから」と思っておられる方や、「物作りそのものが苦手」という方は、最初から業者に任せた方がよいと思います。でないと、せっかく購入した電動工具や道具も無駄になってしまいますし、もしかしたら未完成のまま放置状態となるかもしれません。

ウッドデッキキットと完全DIY

自作ウッドデッキ写真02

ウッドデッキのDIYは、大きく分けて木材がカット済のウッドデッキキットを購入して、組み立てるだけの「ウッドデッキキットDIY」と、設計から始めて、木材のカット・塗装・組み立てまでを全て行う「完全DIY」に分かれます。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、どちらの方法でも、DIYのウッドデッキ製作の醍醐味は味わうことができます。「自分のDIYの腕前」やウッドデッキをどれだけ「こだわって作りたいか」などを基準に選んでください。

ウッドデッキキットのDIY

ウッドデッキキットを購入して、組み立てるだけの「ウッドデッキキットDIY」では、ホームセンターやインターネットで「ウッドデッキキット」を購入して自分で組立を行います。

ウッドデッキ材は初めからカットされており、必要な部材・部品もすべてセットになっているので(ただし基礎石は除く)、あとは、基礎石を設置してボルトやネジを締めるだけで簡単にウッドデッキを施工することができます。組み立て説明書がついている商品が殆どなので、大きなプラモデルを組み立てる間隔で、ウッドデッキを作ることが出来ますし、カットや穴あけが必要ないので、失敗する可能性も少なくなります。必要な電動工具も電動ドライバーなどがあれば十分で、予算的にも完全DIYに比べて安く済む場合が多いといえるでしょう。

デメリットとしては商品がキット化されているので、デザインやサイズが自分の思い通りに出来ないことが挙げられます。パーゴラやフェンスなどを取り付ける場合の拡張性も、完全DIYに比べて低くなりがちです。

ただし、ウッドデッキキットは沢山の商品が販売されていますので、自分の思い通りのデザインのウッドデッキが見つかることも良くありますし、フェンスや階段などもオプションで装着できるキットもあります。最近ではサイズをオーダーして購入出来るウッドデッキキットも販売されていますので、手軽にウッドデッキを作りたい方は、まずウッドデッキキットを検討されてはいかがでしょうか。

設計から始める完全DIY

自作ウッドデッキ写真03

ウッドデッキの完全DIYの魅力は、サイズ、デザインを自由に設計出来ること、そして自分の好きなウッドデッキ材を使えることです。

自分で設計するので、自分の家にぴったりとマッチした大きさのウッドデッキを、独自のデザインで作ることができます。フェンスやパーゴラが必要な場合も、自由に取り付けることができるので、他にはない個性的なウッドデッキを作ることが可能です。また、ウッドデッキに使用する木材にしても、沢山あるウッドデッキ材の中から(ソフトウッド・ハードウッド)自分の気に入ったウッドデッキ材を選んで使用することができます、このように、収まり感・オリジナリティ・素材にこだわったウッドデッキを作りたい方は、完全DIYをおすすめします。

ウッドデッキの完全DIYでは、キットを購入して作る場合に比べて、少しDIYの知識・技術が必要になってきます。具体的には、構造を知る、設計図を書く、木材をカットする、などの知識・技術が必要です。

まずは、完全DIYにおいては、デザインをして設計図を書く必要があります。設計図にかんしては簡単なものでも十分ですが、デザインを考えるためには、多くの施工例を見て参考にする必要がありますので雑誌やインターネットで調べて参考にすると良いでしょう。

技術に関しては、最近では電動工具を使うことが主流になっていますので、「電動丸のこで木材をカット」「電動ドライバーでネジを締める」などの、電動工具を使う技術が必要な程度です。電動工具の使い方は、初めての方でもすぐに慣れることが出来るので、そんなに心配する必要はないと思います。

ウッドデッキの構造、設計図の作り方に関しては、このサイトでも紹介していますので、参考にしてください。

ウッドデッキの構造はこちら »

設計図の作り方はこちら »

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