金具(シンプソン金具) – 2×4材でのDIYに欠かせない木材接合金具。

DIYで良く使用されるシンプソン金具とは、アメリカでナンバーワンの木材金具(コネクター)メーカーである「シンプソン社」が製造・販売している2×4材(ツーバイフォー材)専用の金具(コネクター)のことです。つまりシンプソン社の販売している金具を”シンプソン金具”と呼んでいるのです。

シンプソン金具とは

シンプソン金具写真1

2×4材(ツーバイフォー材)でのDIYに欠かせない、コネクターと呼ばれる木材接合金具は、国内・海外問わず多くの会社(メーカー)が多くの種類を販売しているのですが、一般に流通しているコネクター(金具)は、シンプソン社が圧倒的なシェアを持っているため、”コネクター全般”のことを”シンプソン金具”と呼ぶことが一般的になっています。DIYの雑誌などでも、”コネクター”とは書かずに”シンプソン金具”と書かれていることが多く見られます。

もちろん、シンプソン社以外のコネクター(金具)を使用しても、使い勝手や強度などはまったく問題ありませんが、シンプソン(SIMPSON)社のコネクター(金具)は、200種類以上もラインナップしており、DIYでのあらゆる場面に対応出来るので、その信頼度、知名度は他を圧倒しており、価格も低めにて販売されていることもあり、手軽に購入して使用することができます。

シンプソン金具の使い方

シンプソン金具写真2

DIYで木工をする時などに、シンプソン金具を使用することで、2×4材(ツーバイフォー材)に加工作業をしなくても、複雑な接合や特殊な接合を、DIY初心者でも簡単に行うことができます。

シンプソン金具は、本来住宅の建築用に使われて来たこともあり、強度も抜群なので、ウッドデッキのDIYに使用する場合でも強度の心配なく使用することができます。

ウッドデッキのDIYをする場合は、一般的に木材を接合する為の”切り欠き加工”や”ほぞ加工”はあまり必要とされませんが、コーススレッド(ネジ)を”斜め打ち”しないといけないような場所や、根太の端を幕板の外側(見える場所)からネジを打ちたくない場合、そして束柱と根太を固定する時などに、シンプソン金具を使用することで、DIY初心者でも簡単にウッドデッキを組み立てることができます。

また、ウッドデッキに手すりやフェンスを取り付ける場合などでも、シンプソン金具を使えば、コーススレッドと電動ドライバーだけで、簡単に短時間で正確に接合することができます。

シンプソン金具は、あらゆる接合を想定して、200種類以上もの種類が販売されており、特殊な接合や、かなり複雑な接合にも使用できるコネクターが見みつかります。

ウッドデッキに使えるシンプソン金具の紹介

接合用留め具

必要に応じてシンプソン金具の角度を曲げる事で、ツーバイフォー材を2方向と3方向からの接合することができます。ウッドデッキ製作では、フェンスや手すりの柱の固定などで使用します。

柱接合用留め具

ツーバイフォー材を、ウッドデッキの側根太や階段の桁に取り付けることで柱として使用することができます。ウッドデッキの施工後に、後付けとして柱を取り付けるときに使います。

柱接合用留め具

フォーバイ材を、ウッドデッキの側根太や階段の桁に取り付けることで柱として使用することができます。ウッドデッキの施工後に、後付けとして柱を取り付けるときに使います。

根太用留め具

2xサイズ(38mm)の床根太を、束柱に固定するときに使うコネクターです。コーススレッドだけで固定するよりも、格段に強度を増すことが出来ます。

柱頭用留め具

様々な接合に使用できる形状のコネクターですがウッドデッキのDIYの場合は、束柱の上に大引き材を固定する時に使います。90mmの束柱を使用することができます。

コーナー用補強金具

ウッドデッキで使用する場合は、手すりやフェンスの柱の固定や根太の固定、その他にも様々なコーナー部分で、補強金具として使用します。

コーナー用補強金具

仮止めの”つめ”により、素早く簡単にコーススレッドで固定することができます。穴の大きさは直径約3.3mmです。様々なコーナー部分で、補強金具として使用します。

補強コーナー用金具

補強コーナー用金具SPS-021は、角の部分が折り返されており、通常のコーナー用補強金具よりも強度が優れています。様々なコーナー部分で、補強金具として使用します。

柱脚金物

束柱をコンクリートなどの基礎に固定するときに使用します。位置決めの微調整が簡単に出来るので、ウッドデッキの仕上がりをきれいに揃えることができます。また、水よる束柱の劣化を防ぐこともできます。

根太受金物

ツーバイ材を90度に繫ぐことが出来ます。使用できる2x材のサイズに合わせて種類が用意されています。ダブル剪断釘穴が付いているので大きな許容荷重を得ることを可能にします。

あおり止め 右/左

一般的にはなあおり止め部材が交差する部分での接合に使用します。ウッドデッキでは使用することは少ないかもしれませんが、ウッドデッキに取り付けるパーゴラなどで、トラスや垂木の地震・強風対策に使用します。

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